最初に
中小企業診断士・ITコーディネータの大石と申します。宜しくお願い致します。
この記事では、
- ITだけでなく経営についても学びたい!
- ITコーディネータ資格の取得を検討している!
- 仕事を依頼するなら専門知識を持つ有資格者に依頼したい!
という方に向けて、「ITコーディネータとはどんな資格か」について、中小企業診断士・ITコーディネータとして独立し、活動している私、大石が解説します。
実際に資格を取得し、活動している経験を基に解説しておりますので、一つの参考事例としてお役立ていただけると思います。
結論
ITコーディネータは「経営とITの橋渡し」をする、経済産業省の推進資格であり、経営とITの両面に精通したプロフェッショナルです。
ITコーディネータ(ITC)は、企業存続や組織の成長のために、変革構想立案からシステム導入・評価改善までを一貫して推進・支援し、IT経営とDXを実現するプロフェッショナル人材です。
ITコーディネータ資格取得サイト | ITコーディネータをめざす方へ (itc.or.jp)
経営理念の達成に向けて、様々な経営課題と向き合い、ITを利活用してビジネスの変革を図り、DXを推進する役割を担います。
資格の注目度
ITコーディネータ資格制度は、2001年に通商産業省による国家プロジェクトの一環として設けられました。既に累計1.5万人以上の資格取得実績があり、現在は約7,000名の有資格者が、様々なフィールドで活躍しています。(2024年3月末現在)
どうすれば取得できる?
資格取得(認定)の流れは、以下になります。
ITコーディネータ試験とケース研修の順番はどちらが先でも大丈夫ですが、先に取得した方の年度を含めて4年度以内にもう一方を取得する必要があります。
「ITコーディネータ試験に合格」「ケース研修の受講・修了」の両方の要件を満たすことで、資格認定申請ができます。ちなみに、筆者はケース研修を受講・修了後に試験を受験し、資格認定を受けました。
試験概要
試験には、誰でも受験可能な「ITコーディネータ試験」と専門スキル特別認定制度を利用した「専門スキル特別に認定試験」があります。総点数の60%以上が合格条件になります。
ケース研修概要
ケース研修は、Eラーニング、研修前の課題読み込みと資料作成、計6日間の講義で構成されています。修了には、講義の受講、動画の視聴し、全ての課題の提出が必要となります。ケース研修の費用は22万円(税込)です。(2024年7月時点)
- 筆者大石も、ケース研修のインストラクターを務めていますので、ご検討いただけると幸いです。
- お申込はリンク先にございますITコーディネータ協会へのページから、株式会社TRADECREATEをご選択ください。
どんな活躍の場がある?
ITと経営について幅広く学ぶことができる資格のため、経営者から会社員などの立場や、経営企画や営業、人事、経理などの業種を問わず、ビジネスパーソンにとって役に立つ知識が身につくと考えます。ここでは「企業内ITコーディネータ」と「独立ITコーディネータ」に分けて解説します。
企業内ITコーディネータ
経営に関する知識も学んでいるためあらゆる立場・職種での活躍が期待されますが、特に情報システム部門やIT企画部門において重宝されることが多いようです。資格勉強の中で身につけた、「ITと経営の繋がりにおける課題抽出とその解決策を体系的に考えるスキル」を、所属する会社の事業に活かすことが求められています。
独立ITコーディネータ
公的機関から専門家として依頼を受けて窓口相談業務に従事したり、民間企業と直接契約して助言したりと、学んだITと経営の知識を活かし、幅広いお客様にサービスを提供しています。中小企業診断士やITストラテジストなど、他資格との掛け合わせで専門性を発揮している人も多いです。
- 筆者は中小企業診断士資格をメインとしつつ独立ITコーディネータとしても活動していますが、公的機関への登録時にはITコーディネータ資格のチェック欄があったりと、本資格を保有している優位性を感じました。
- 「ITコーディネータの資格保有者で検索して出てきたので電話しました」という問い合わせから、実際の仕事受注に繋がったこともあります。
まとめ
ITコーディネータは簡単に取得できる資格ではないものの、経営とITの両面に精通したプロフェッショナルであることを証明できる資格です。弊社では中小企業診断士とITコーディネータ両方の資格保有者による経営課題解決支援サービスを提供しておりますので、ぜひご相談ください。お読みいただきありがとうございました!
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