販売士1級(リテールマーケティング検定)ってどんな資格?【試験概要や合格者の資格活用について解説】

目次

最初に

中小企業診断士、販売士1級資格者の大石と申します。宜しくお願い致します。

この記事では、

  • 流通・小売業界で働いている、または就職を予定している!
  • 販売士1級資格の取得を検討している!
  • 仕事を依頼するなら専門知識を持つ有資格者に依頼したい!

という方に向けて、「販売士1級とはどんな資格か」について、中小企業診断士・販売士として独立し、活動している私、大石が解説します。

実際に資格を取得し、活動している経験を基に解説しておりますので、一つの参考事例としてお役立ていただけると思います。

結論

販売士1級は、流通・小売業唯一の公的資格であり、販売に必要な商品知識や販売技術、仕入や在庫管理、マーケティングなど、より高度で専門的な知識を持つ「販売のプロフェッショナル」です。

販売士はプロの販売員のあかし。
小売・流通業の健全な発展に寄与し、消費者に満足のいくサービスを提供できるプロフェッショナルです。

販売士とは | 一般社団法人 日本販売士協会 (hanbaishi.com)

どうすれば取得できる?

5科目の試験に合格することで、取得できます。試験結果は受験修了後すぐに表示されますが、科目合格制度を利用している場合は書類確認が必要となるため後日判定されます。(約2週間後)

勉強時間

販売士1級の目安勉強時間は、約100時間とされています。経営・ビジネス系の他資格を保有している場合は、内容が被る箇所もあるため勉強時間を短縮できるかもしれません。

販売士1級の勉強スケジュール | 販売士とリテールマーケティング (hanbaishikaku.com)

試験概要

試験はネット試験方式となっており、試験会場のパソコンを使用し、インターネットを介して実施されています。試験日時や会場も自身で選択して予約が可能です。下表の通り、資格取得には5科目の各科目で70点以上を獲得する必要があります。

科目合格制度について

全ての科目を一気に合格する必要はなく、不合格となっても70点以上取得した科目は「科目合格」が適用されます。なお、有効期限は、科目合格をした受験日の属する年度の翌年度末までとなります。受験日に有効期限を超えている場合は科目合格が適用されませんのでご注意ください。

ちなみに、筆者はこの科目合格制度を利用しつつ、6回の挑戦を経て試験に合格しました。(こんなに回数多い人は聞いたことがないので余裕を持って勉強すればここまで多くはならないと思います…)

どんな活躍の場がある?

流通・小売業だけでなく、経営に関しても幅広く学ぶことのできる資格のため、経営者から会社員などの立場や、経営企画や営業、人事、経理などの業種を問わず、ビジネスパーソンにとって役に立つ知識が身につくと考えます。ここでは「企業内販売士」と「独立販売士」に分けて解説します。

企業内販売士

経営に関する知識も学んでいるためあらゆる立場・職種での活躍が期待されますが、特に人事部門販売部門において重宝されることが多いようです。資格勉強の中で身につけた、「現場と経営の繋がりにおける課題抽出とその解決策を体系的に考えるスキル」を、所属する会社の事業に活かすことが求められています。

独立販売士

公的機関から専門家として依頼を受けて専門家派遣業務に従事したり、登録講師として販売士養成講座の研修を実施したりと、学んだ知識を活かし、幅広いお客様にサービスを提供しています。中小企業診断士など、他資格との掛け合わせで専門性を発揮している人も多いです。

  • 筆者は中小企業診断士資格をメインとしつつ独立販売士としても活動していますが、公的機関への登録時には一級販売士資格のチェック欄があったりと、本資格を保有している優位性を感じました。
  • 販売士1級の資格保有者であることをアピールすることで、小売業や店舗ビジネスに強いという印象を与えることができ、実際の仕事受注に繋がったこともあります。

まとめ

販売士1級は簡単に取得できる資格ではないものの、販売のプロフェッショナルであることを証明できる資格です。弊社では中小企業診断士と販売士両方の資格保有者による経営課題解決支援サービスを提供しておりますので、ぜひご相談ください。お読みいただきありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次